俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.1 『ドライヴ』で魅せる“謎”の男
(Photo:cinemacafe.net)
繊細でいて、静かなる狂気と野心を秘める男――。静と動のギャップが、この男には似合う。いまハリウッドで最も注目される演技派俳優、ライアン・ゴズリング。その名を一躍押し上げた『きみに読む物語』から『ラースと、その彼女』、『ブルーバレンタイン』と、惜しみない“愛”を魅せ女性の心を掴んできた彼の、新たなる魅力が発見できる2作がまもなく公開となる。その2作とは、『ドライヴ』と『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』。公開に先駆けて、3回にわたり俳優ライアン・ゴズリングの魅力に迫っていく。
映画『ドライヴ』でライアンが演じるのは、名のない“ドライバー”。昼はカースタントマンとして、夜は強盗の逃走を請け負う運転手として、その巧みなドライブテクニックを駆使する職人である。
どんな過去を歩んできたのか、なぜドライバーになったのか、一切説明のなされないところに、ライアンは惹かれたという。
「“ドライバー”というキャラクターで重要なのは、『謎めいている』ということなんだ。原作では彼の過去のストーリーがもっと具体的に描かれているけど、映画では全くの謎に包まれたキャラクターとして演じたんだ。