『ジョン・カーター』リン・コリンズ 美しきプリンセスの原点は「シェイクスピア」
(Photo:cinemacafe.net)
「吸い込まれるような」という形容がぴったりの力強さを秘めた瞳。一方でその大人っぽい雰囲気からはちょっと意外にも思える子供のような甲高い笑い声が印象的だ。ウォルト・ディズニー生誕100周年記念作品となる超大作『ジョン・カーター』でヒロイン、惑星“バルスーム”の王女・デジャーを演じたリン・コリンズ。強さと美しさを兼ね備えたヒロインを彼女はどのように体現したのか?日本での公開を前に話を聞いた。
王女であると同時に戦士という役柄だけあって、デジャー役には激しいアクションも求められたが、小さい頃からマーシャルアーツ(格闘)を習っていたという彼女は、その大部分をスタントに頼ることなく自らこなした。
「マーシャルアーツは4歳から17歳まで習ってたんだけど、それからいままで一度もやってなかったから正直、自信はなかったの。リハーサルで監督に『OK、じゃあ100%の力で試しにやってみて』と言われてやってみたら、練習台の相手を完全に打ちのめしちゃったの(笑)!周りはもちろん、私が一番驚いたわ。子供の頃に身につけたものは体が覚えているものなのね」。
もちろん、デジャーに求められた強さはフィジカルな部分だけではない。