『ファミリー・ツリー』みたいな父親なら“共犯関係”もアリかも!?
(Photo:cinemacafe.net)
ジョージ・クルーニーがアレクサンダー・ペイン監督とタッグを組んだ『ファミリー・ツリー』で、ずばり注目すべきはちょっとダメで、でも決してへこたれない父ジョージ・クルーニーの等身大の奮闘。そこには、愛する娘との“素敵な共犯関係”も描かれています。
ジョージ演じる主人公・マットは、弁護士の仕事に明け暮れる男。ハードワークのせいで美しい妻と娘2人のいる家庭を顧みない傾向にあるものの、どこにでもいそうな一般的中年男と言えます。そんなマットが自らのダメぶりを突きつけられるのは、意識不明の昏睡状態に陥った妻には浮気相手がいて、自分との離婚を本気で考えていたことが発覚したから。夫失格の烙印を押されてしまったマットは、妻の浮気相手が誰なのかを調査し始めます。
ここで調査の相棒として登場するのが、思春期真っ只中の長女・アレックス。浮気中の母に対する不信感と母に浮気されてしまった父の不甲斐なさに辟易するアレックスは、父の探偵ごっこに付き合うハメに。
とは言え、もともとは父のことが大好きで、だからこそ母の浮気を許せなかったアレックスのこと、「浮気相手を突き止める!」