くらし情報『『ファミリー・ツリー』みたいな父親なら“共犯関係”もアリかも!?』

2012年5月2日 15:50

『ファミリー・ツリー』みたいな父親なら“共犯関係”もアリかも!?

という目標を掲げた父娘探偵のパートナーシップを通し、素敵な共犯関係を結んでいくのは時間の問題です。

これまでの作品でも小粋な会話劇を成立させ、本作や『サイドウェイ』でアカデミー賞脚色賞を受賞しているアレクサンダー・ペイン監督だけに、登場人物たちが繰り広げる会話の面白さは折り紙つき。父・マットと娘・アレックスが探偵ごっこの際に交わす会話もウィットに富んでいて、思わず顔がほころんでしまうものばかりです。最初のうちはギスギスしていた雰囲気が、やがて長年コンビを組んできた刑事ドラマの主人公さながら(!?)息もピッタリの関係に変化していく過程もキュート。よくある“友達母娘”ならぬ、“友達父娘”のような対等性からは父・マットの父になりきれない未熟さも伝わってくるところではありますが、人間は何歳になっても成長し続けるもの。父の成長ドラマ、娘の成長ドラマとして楽しめるところにも『ファミリー・ツリー』の面白さがあります。

気ままな映画スターのスティーブン・ドーフとエル・ファニングが束の間の父娘タイムを楽しむ『SOMEWHERE』、弱小野球チームのゼネラルマネージャーを務めるブラッド・ピットとケリス・ドーシーが父娘の絆を感じさせる『マネーボール』など、父娘の素敵な関係を描いた映画は最近の作品だけに目を向けても多々ありますが、ジョージ・クルーニー&長女役シャイリーン・ウッドリーも負けてはいないところ。

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