阿部寛、不貞の妻を愛しぬく男に…22人の男女の愛が絡みあう『つやのよる』公開!
(Photo:cinemacafe.net)
これまで不貞な夫に悩まされる妻の愛と苦悩を描いた作品は数多くあったが、その逆はどうだろうか?奔放な一人の女をめぐる、男と女が織り成す恋と性の物語を綴った直木賞女流作家・井上荒野(いのうえあれの)の傑作恋愛小説「つやのよる」がこのほど、行定勲監督の手で映画化決定!豪華キャストが集結する本作で、不貞の妻に振り回されながらも愛に生きる主人公を阿部寛が演じる。
原作は、「切羽へ」で直木賞を受賞し、多くの女性ファンをもつ女流作家・井上荒野が2010年に発表した恋愛小説。妻・艶の度々の不貞に悩まされてきた男・松生だが、そんな妻が癌に冒され、昏睡状態に陥ってしまった。何度裏切られても献身的に妻を愛してきた男にある考えがひらめく。それは、艶が関係を持った男たちに、彼女の死を知らせるということ。だが、艶という女性の危篤を知らされた夫の、恋人の、父のそれぞれの様子から艶との肉体関係に感づいてしまった女たちは、突然自分たちの人生に割り込んできた一人の女性の存在に困惑。よく知っているはずの「男」が自分の知らない顔を見せたとき、彼女たちは「自分の男」を見つめ直すのである…。