『メリダとおそろしの森』大島優子インタビュー「ブレずに自分を見つめていたい」
お父さんもお母さんも自分のことをすごく応援してくれていますし、何よりも大切にしてくれているなと感じます」と自らを重ねる。
仕事と結婚、自分の夢と家庭を両立させる女性がもはや珍しくないこの時代にメリダという闘うプリンセスが誕生したように、プリンセスは時代を追って誕生してきた。その中でも「『美女と野獣』のベルがすごく好きなんです」とキラキラ目を輝かせる大島さん。
「彼女もお父さんをすごく愛していて、街では変わり者と言われているけど、実はすごくしっかり者で、自分を持っていて揺るがない。だからこそ心を閉ざしていたビーストの心を開いていったし、凛とした強さを持っている女性だと思うんです。美しいし、歌もうまいし(笑)。あと、プリンセスで黄色いドレスってなかなか着ないじゃないですか?私も黄色が好きなんですけど、白雪姫みたいにかわいらしい色のドレスと違って、黄色って何か珍しくて新鮮でしたね」。
「一つの台詞にどれだけ魂が込められるのか」
ドラマ「私が恋愛できない理由」や「カエルの王女さま」など、最近の作品ではどちらかと言うとどこか自分をうまく前に出せないところから一皮剥ける女性の役のイメージが強いが、それとはまた異なり、突き進んでぶつかって自分を見つけるメリダの姿はより一層、大島さんと重なるものを感じる。