2012年8月17日 12:58
世界で“最もホットな男”トム・ヒドルストンが語る ヒーローを相手取る悪役の居心地
(Photo:cinemacafe.net)
史上最強を誇る正義のヒーローたちの前に立ちはだかる、史上最強の“悪”――。地球を乗っ取るべく、内から沸き起こる復讐心を邪悪なパワーに変えて現る男、ロキ。『マイティ・ソー』からさらにパワーアップして、『アベンジャーズ』で“陰”の魅力を遺憾なく発揮する彼こそ、いま世界で最も“ホットな男”として女性たちの視線を釘づけにしているトム・ヒドルストンである。そのブレイクのきっかけとなったロキ役について、そして本作を通して得た変化について、語ってくれた。
ケンブリッジ大学を最優等の学位で卒業後、ケネス・ブラナーやアンソニー・ホプキンスら数々の名優を輩出する王立演劇学校を卒業という、純然たるエリート街道を歩んできたトム。現在31歳、その知的で気品あふれる立ち振る舞いと繊細さを感じさせる表現力で、当初オーディションで臨んでいたソー役ではなく、2作にわたる重要人物であるロキを見事、自分のものにした。そのロキの今回の変化について、彼は「高貴な王子から海賊に翻ったという感じかな」と冷静に俯瞰しながら説明する。
「ロキのモチベーションは完全に間違ってるけど、彼はそれに気づいていない。