2012年8月20日 06:57
C・イーストウッドの名作西部劇『許されざる者』、李相日×渡辺謙で日本時代劇に!
(Photo:cinemacafe.net)
名優にして巨匠クリント・イーストウッドが西部劇にオマージュを捧げ、1993年にアカデミー賞9部門ノミネート、最優秀作品賞ほか4部門に輝いた名作『許されざる者』が日本映画として生まれ変わる!『フラガール』、『悪人』の李相日監督が自ら持ち込んだ企画を実現、国際派俳優・渡辺謙を主演に迎えて同名映画にて日本時代劇を制作することが決定した。
『荒野の用心棒』に代表されるマカロニ・ウエスタンで一時代を築いたイーストウッドが自らの師にオマージュを捧げるために作り上げた“最後の西部劇”『許されざる者』。銃を捨て、幼い子供たちと密かに暮らしていた老ガンマンが、賞金稼ぎのために再び銃を取る姿を描き、当時無冠であった彼は4冠を獲得した。本作に感銘を受けた李監督は、昨年配給元であるワーナー・ブラザーズに日本版の企画を持ち込み、半年後に本国後より許可が下りてすぐに執筆を開始。今年6月に製作の最終決定が下りた。自身初の時代劇として挑む本作では、幕府崩壊後の明治時代初期、北海道を舞台に、江戸幕府側の残党・釜田十兵衛が再び刀を取り戦いに身を投じる姿を描く。
黒澤明監督の名作『用心棒』を西部劇に変えた『荒野の用心棒』、さらにそれにオマージュを捧げた三池崇史監督の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』と、相思相愛の関係にある時代劇と西部劇。