シネマカフェ的海外ドラマvol.252 「ホワイトカラー」N.Y.現場レポート 第3回
もちろん夜になったらピーターはエリザベスのいる家に帰るけれど、長い時間を一緒に過ごし続けていると特別な関係が築かれていくのは確かだわ。それは私自身にも言えることで、ティム(・ディケイ)やマット(・ボマー)とは第二の家族を築いている感覚。“仕事上の結婚”をしているみたいなものよね」。
鋭い分析に的確な見解。「エリザベスは、いわば“理性の声”ね」と語るティファニー自身も、番組における“理性の声”になっているのではないでしょうか?
「エリザベスは常に客観的な視点から、ピーターとニールが素晴らしい関係を築き上げる方法を示してあげている。どうすれば一緒に上手く仕事ができるかを教えてあげていると思うの。それに、ニールにはピーターの持っているものを欲しがっているようなところがあって、例えば結婚生活もその1つ。口に出して言うことはないにせよ、ピーターみたいな家族やライフスタイルに憧れているんじゃないかしら。
だから、ニールはニューヨークを離れられないの」。
次回はスタッフたちの解説を聞きつつ、「ホワイトカラー」のセットを見学させていただきます。
(text:Hikaru Watanabe)
「ホワイトカラー」