『わたしたちの宣戦布告』“最強コンビ”に接近 「私たちは本当の意味でコンビなの」
(Photo:cinemacafe.net)
フランスから強く激しい愛に満ち満ちた映画が届いた。本国を感動の渦に巻き込んだ『わたしたちの宣戦布告』。2人の男女と難病に襲われた2人の子供の勇気ある愛の物語をベースに、何と本人たちが監督と脚本を務め、さらには演じているという異例の一作である。実にバイタリティにあふれる魅力を放つのは、個性派女優として活躍するヴァレリー・ドンゼッリとイケメン俳優のジェレミー・エルカイム。とってもチャーミングな素顔を見せる2人のエネルギーの源に迫ってみた。
この映画は、様々な愛に包まれている。出会ってすぐに恋に落ちたカップルのロメオとジュリエットの愛、「ラブドイド腫瘍」という非常に稀な病を宣告された幼い息子への愛、家族全員で“闘う”という愛。難病と闘う家族、と聞くと暗く悲しいテーマのように聞こえるが、そんな暗さは一寸たりとも感じさせない。
ヴァレリー:この映画は私たちにとって挑戦でした。実際に私たちが同居していた頃、自分たちに凄いことが起こっているな、もしかしたらこれを映画にすることができるかもという思いもありましたが、それを5年後とか、期間を区切ってやろうということはなく、自発的なアプローチから生まれたんです。