各国からオファー続出! 『鍵泥棒のメソッド』、台北金馬奨映画祭に出品決定
(Photo:cinemacafe.net)
第37回トロント国際映画祭ではコンテンポラリー・ワールドシネマ部門に選出され、同映画祭を沸かせた内田けんじ監督最新作『鍵泥棒のメソッド』が、11月8日(現地時間)より開催される“台湾版アカデミー賞”と呼ばれる第49回台北金馬奨映画祭パノラマ部門に出品されることが決定した。
ある日、銭湯で転倒し記憶を失った伝説の殺し屋と、ひとりの売れない貧乏役者、2人の男の人生が入れ替わるところから始まる予想不可能なストーリーが、絶妙な笑いを生み出す本作。
上海、香港、マレーシアの映画祭ですでに上映され、アジア全土で高い評価を得ている本作だが、先日行われたトロント国際映画祭でも大絶賛を受け、米「Variety」誌では「3人のキャラクターを注意深く重ね合わせ、それを運命的な出来事に向かわせる練りに錬ったチェスを動かしているような構造ができている」とベタ褒め!「上海国際映画祭で脚本賞も受賞しており、ほかのテリトリーでのセールスを感じられる」とも同誌に書かれている通り、北米、ドイツ、アジア各国から問い合わせが殺到しているようだ。
今後は、バンクーバー国際映画祭、ハワイ国際映画祭、シドニー・メルボルン日本映画祭、フランス・パリのKINOTAYO映画祭と海外映画祭での上映が相次ぐ。