「駅弁ひとり旅」岡田義徳インタビュー 「色とりどりよりシンプルな方がいい」
(Photo:cinemacafe.net)
都会の喧噪から離れて大好きな電車に揺られ、こよなく愛する駅弁を楽しむ。何とも贅沢な旅のご褒美を結婚10周年にもらった35歳男子、中原大介の旅路を描き、心和む内容で人気を博したコミック「駅弁ひとり旅」。今年の春にTV放送された同名ドラマで、主人公・大介を演じたのが、年同じくしてドラマ、映画、舞台と縦横無尽に活躍し続ける岡田義徳だ。大介とは対象的に「申し訳ないですけど、本当に雑食なんです(笑)」と言うが、旅を通して思わぬ変化が?俳優としての旅路と共に明かしてくれた。
上野発の東北本線からスタートする大介の旅。駅弁を満喫しながら、道すがら出会ったマドンナたちと旅を共にする姿はどこか寅さんを彷彿とさせつつ、ドラマと旅番組が融合したスタイルは新鮮である。
「僕もそこを一番大事にしました。“演じにくいことをしない”というのを監督と話し合ってやってました。
食べたときのリアクションも『無理にとらなくていいですよ』って言ってくださって。お弁当を食べるシーンは『じゃ、食べてください』って言われて、食べているのを2つのカメラでずっと狙ってるだけだったんです。だから、何か言わなきゃというときもあれば、美味しいから何も言わなくてもいいかなというときもあって、お弁当の感想は作り込まないで食べてました。