M・コティヤールが両足を失った女性役を熱演 『君と歩く世界』来年4月公開
(Photo:cinemacafe.net)
『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』で世界中を魅了し、フランス人女優として49年ぶり2度目のアカデミー主演女優賞の快挙を成し遂げたマリオン・コティヤール。その後も『ミッドナイト・イン・パリ』や『ダークナイト ライジング』など話題作への出演が相次ぐ彼女が、現代のフランスを代表する名匠ジャック・オディアール監督とタッグ組み、両足をなくした女性という難役中の難役に挑んだ『君と歩く世界』の公開が2013年4月に決定した。
南仏・アンティーブの観光名所・マリンランドのシャチ調教師・ステファニーを突然襲った事故は、彼女の人生を一変させた。満場の拍手を浴びながら、シャチによる華麗なショーを指揮している最中にステージが崩壊し、両脚を失う大怪我を負ってしまったステファニー。絶望の海に沈んだステファニーが出会ったのは、他者への愛を表現する術を知らないアリという名の不器用な男。哀れみの目を向けず、妙な気づかいもせず、自分に接してくるアリに不思議な魅力を感じたステファニーは、すでに諦めかけていた生きる喜びを呼び覚まされ、自らの意思で未来へ踏み出す力を掴み取っていく。