ユアン・マクレガー インタビュー クールで情熱的な男の映画の歩き方
(Photo:cinemacafe.net)
「“普通”じゃなくて、素晴らしい!」――これが、ユアン・マクレガーが今回挑戦した作品に対する彼の感想だ。サラリとシンプルだが、それだけに説得力がある言葉。そして、ユアンがその賛辞を送った映画『砂漠でサーモン・フィッシング』で彼が演じた役柄でも、『スター・ウォーズ』シリーズでのオビ=ワン・ケノービ役でも、巨匠ロマン・ポランスキー監督作『ゴーストライター』で演じたゴーストライター役でも、そこに佇む彼の姿は常に“普通じゃなくて、素晴らしい”。超大作からミニシアターまで縦横無尽に映画を渡り歩く俳優ユアン・マクレガーは、何を感じ、その俳優人生の一つの拠点として『砂漠でサーモン・フィッシング』へと立ち寄ったのだろうか?
映画のオファーを受ける際には、彼なりの「脚本に惹かれなかったら監督が誰だろうと共演者が誰だろうと、自分自身がいい仕事なんてできない」という哲学が全てに優先すると語るユアン。もちろん、本作でも「まず脚本に惹かれたんだ」と明かす。
本作で彼が演じるのは、シェイフという大富豪の発案で砂漠の国・イエメンに鮭を泳がせるという、とんでもないプロジェクトの顧問を任された冴えない水産学者・ジョーンズ。