『剱岳 点の記』木村大作監督、引退を撤回!最新作『春を背負って』は2014年公開
(Photo:cinemacafe.net)
日本映画史に残る大作『八甲田山』を始め、数々の作品でカメラを回し続け、初監督作品となる浅野忠信主演作『剱岳点の記』で、日本アカデミー賞最優秀監督賞ほか数々の賞を総舐めにした木村大作監督。このたび、木村監督の待望の最新作となる『春を背負って』の製作が決定した。
笹本稜平の同名小説「春を背負って」(文藝春秋刊)を映画化。菫(すみれ)小屋を舞台に、家族とそこに集う人たちの力強い生き方、そして温かな交流を描き出す。
「『剱岳点の記』のときに、『最初で最後の監督業』、『この映画を最後に映画業界を引退する』といった趣旨を述べましたが、今回、その言葉を撤回します!やはりこの映画の世界からは離れられません」と語る木村監督。原作が出版されてすぐ、そのタイトルに惹かれ手に取ったのがそもその出会いだったという。原作の舞台は奥秩父となっているが、映画化にあたり舞台は、360度どこを撮っても画になる、かつ日本中の山々を見渡すことができる立山連峰に変更したそう。
そして本作では“居場所”という言葉がキーワードになるとも。
「誰もが苦しみながら居場所を探し求めているのではないのでしょうか?天才でもない限り、そんなに簡単に“居場所”を見つけることはできないと思います。