キアヌ・リーヴス×キャサリン・ビグロー監督『ハートブルー』のリメイク企画が再始動
(Photo:cinemacafe.net)
『ハート・ロッカー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』で知られるオスカー監督キャスリン・ビグローが初期に手がけた傑作アクション『ハートブルー』(’91)のリメイク・プロジェクトが、数年の棚上げ期間を経て再始動したことが、米エンタメ情報サイト「The Playlist」の報道で明らかになった。
同サイトが伝えるところによると、監督に『ワイルド・スピード』(’01)、『デアデビル』(’03)などの撮影を手がけたエリクソン・コアの起用が決定したとのこと。コア監督は映画は寡作ながら、多くのTVCMを手がけている。脚本は『ソルト』(’10)、『トータル・リコール』(’12)のカート・ウィマーが担当する。
ストーリーは、カリフォルニアのベニス・ビーチで続発する銀行強盗の捜査のため、新人FBI捜査官のジョニー・ユタが、「犯人一味はサーファーではないか?」というベテラン捜査官の推理を裏付ける目的でビーチに潜入し、彼にサーフィンの教えを説くカリスマ的存在のサーファーのボディ(銀行強盗団のボス)と出会い、次第に彼の思想に惹かれていくというもの。オリジナル版では、ジョニー・ユタをキアヌ・リーヴス、ボディを故パトリック・スウェイジが演じていた。
2011年に行われたプロデューサーのアンドリュー・コソーヴォ(『P.S.アイラブユー』)へのインタビューでは、「これは『フットルース』のようなオリジナル版に忠実なリメイク作品にはならないよ。サーフィンを始め、若者が夢中になっている危険なスポーツを随所に入れ込もうと考えている。
だが、サーフィンがその中でも中心的な存在になることは変わりない」と語っていた。
監督、脚本家が決まったとなると、次はキャスティング。オリジナル版から14年たった現代のジョニーやボディは誰になるのか、配役も見逃せない。
(text:Mieko Nakaarai)