くらし情報『綾瀬はるかインタビュー 常に信じ続ける「“技”ではなく“感情”」の芝居』

2013年5月28日 12:39

綾瀬はるかインタビュー 常に信じ続ける「“技”ではなく“感情”」の芝居

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


ふわりとした柔らかな物腰ですべてを受け止めながら、そのまま流されはしないしなやかさ。笑顔を絶やさず、素直に正直に語る綾瀬はるかの口調からは、しっかりとした意志と芯の強さが伝わってくる。最新作は『リアル~完全なる首長竜の日~』。ヨーロッパを中心に国際的な支持を得ている黒沢清監督の下、自殺を図って以来、意識が戻らず眠り続けているヒロイン・淳美を演じている。

1年前に自殺未遂を起こし、昏睡状態にある淳美には幼なじみの恋人・浩市(佐藤健)がいる。“センシング”という最新医療を受けることで、眠り続ける彼女と脳内で意思疎通を試みた浩市が自殺を図った理由を問いかけると、淳美は「首長竜の絵を探してきて」と言うばかり。淳美を救いたい一心で、浩市は現実と仮想が幾重にも折り重なる世界を淳美と共に彷徨い始める。

撮影に入るとき、黒沢監督から「『3人の淳美がいます』と最初に説明を受けたんです」と綾瀬さんは言う。
「意識下の淳美、現実の淳美、虚像の淳美。これをうまく演じ分けてくださいと言われました」。

いわば1人3役。それも、別人ではなく同じ女性でありながら、置かれる状況に応じて微妙に変化する。

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