“アメリ現象”が再び!? 『タイピスト!』“満席続出”でブーム到来
(Photo:cinemacafe.net)
50年代のフランスを舞台に、実在したタイプライター早打ち世界大会にすべてをかけるヒロインを描いた『タイピスト!』が、全国の劇場で満席続出の大ヒットとなり、かつて日本中の女子を夢中にさせた『アメリ』のような一大ムーブメントの再来を予感させている。
1950年代のフランス。女性たちの憧れの職業は“秘書”で、最も高く評価されるのは、当時一大競技として人気だった“タイプライター早打ち大会”で勝つこと。田舎から出て来たローズ(デボラ・フランソワ)は、保険会社を経営するルイ(ロマン・デュリス)の秘書として採用されるが、不器用なため、一週間でクビに。しかし、彼女の唯一の才能“タイプの早打ち”を見抜いた彼は、彼女と組んで世界大会で優勝するという野望を抱いて…。
2001年公開のフランス映画『アメリ』は、本作と同様、公開と同時に異例の大ヒットとなり、いまで言うところの“不思議ちゃん”アメリを真似た、前髪パッツンの女子が続出。また、彼女が大きなスプーンでクレームブリュレを崩す姿のキュートさに憧れた女子たちの影響で、クレームブリュレは一躍人気スイーツとなった。