【インタビュー】『チョコレートドーナツ』アラン・カミング&監督が語る…“出会い”
(Photo:cinemacafe.net)
1970年代に書かれた実話を基に、ゲイのカップルと育児放棄されたダウン症の少年が出会い、愛を知り、“家族”になっていく姿を描いた映画『チョコレートドーナツ』(公開中)。
先週末19日(土)に封切られたばかりながら、早くも「2014年のミニシアター界の“台風の目”か?」と言われている本作で主演を務め、ドラマ「グッドワイフ」などでも知られるアラン・カミングと、重たくなりがちなこのテーマを愛に満ちた映画へと導いたトラビス・ファイン監督にたっぷりと本作を語ってもらった。
舞台は1979年、カルフォルニア。ゲイに対して根強い偏見と差別がある中で、歌手を夢見るショーダンサーのルディと、ゲイであることを周囲に隠す弁護士・ポール、そしてドラッグ中毒の母の元で愛を知らずに育ったダウン症の少年・マルコが出会う。周囲に関係を偽り、マルコを引き取ることを決めたルディとポールだったが、幸せな生活は長くは続かなかった…。
「最初の10分間、ドラッグクイーンの僕が出てきて、気づいたら車の中でのラブシーンがあって、今度はダウン症の少年をめぐって法廷で争いが始まり、一気に全然違うところへと物語が発展していく…。