台本を繰り返し読み、監督の指示を聞き、考えた上で作り上げた、自分とは全く違うキャラクターを自然に演じているのだ。“子役”ではなく“女優”――映画はこっこの姿を通じて、大人たちに多くのことを問いかけるが、それは女優・芦田愛菜の姿とも重なる。
こっこはジャポニカ学習帳に気になった言葉や初めて知ることなどを書き留めていくが、愛菜ちゃん自身のお気に入りの言葉は?
「好きな言葉は“努力”です」。
この言葉に芦田愛菜の凄さが詰まっている。
(photo / text:Naoki Kurozu)
■関連作品:
円卓 ~こっこ、ひと夏のイマジン~ 2014年6月21日より全国にて公開
(C) 2014『円卓』製作委員会
仲野太賀の20代をふり返るオールナイト上映『ほとりの朔子』『南瓜とマヨネーズ』『あの頃。』