【インタビュー】ディズニープロデューサーが語るヒットの理由…ファンタジー描く“現代性”
(Photo:cinemacafe.net)
アメリカでの大ヒットを経て、先週末、日本でもついに公開を迎えたディズニー映画『マレフィセント』(公開2日間での興行収入:6.91億円)。主演のアンジェリーナ・ジョリーとヒロインのエル・ファニングが先日、PRのために来日し日本を沸かせるなど注目を集める本作だが今回、プロデューサーのひとりであるドン・ハーンのインタビューに成功。アンジェリーナを起用した理由、そして『アナと雪の女王』から見られる大ヒットの要因の一つでもあるファンタジーの中で見せる“モダニティ(現代性)”についてたっぷりと語ってくれた。
本作『マレフィセント』は、呪いにより永遠の眠りに落ちたヒロインが王子様のキスによって目覚めるという『眠れる森の美女』のストーリーを、ヒロイン・オーロラ姫ではなく、彼女に呪いをかけた張本人である邪悪な妖精・マレフィセントの視点から描いた物語だ。
――『眠れる森の美女』と言えば、女性たちが憧れる“白馬の王子様が迎えにくる”という王道のプリンセス・ストーリーであると同時に、ディズニーのクラシカルな作品の中でも代表的なもの。ドン自身、『美女と野獣』などでもプロデューサーを務めてきた、いわばディズニーの歴史を作り上げてきたひとり。