韓国発・実話に基づく心震わす家族の映画続々公開…『マルティニークからの祈り』
(Photo:cinemacafe.net)
韓国映画界で、2012年公開の『トガニ 幼き瞳の告発』に続く衝撃の実話の映画化として物議を呼んだ、カンヌ受賞女優チョン・ドヨン主演の『マルティニークからの祈り』が、いよいよ8月29日(金)より全国にて公開される。
『トガニ 幼き瞳の告発』といえば、現在『怪しい彼女』がスマッシュヒット中のファン・ドンヒョク監督が「コーヒープリンス1号店」のコン・ユを主演に迎え、聴覚障がい者施設での凄惨な児童虐待の実態を描いて、韓国のみならず全世界を戦慄させた実話の映画化。
事件発覚後も、加害者である教員たちは法的な処罰を受けず教壇に立ち続けていたため、本作が460万人以上を動員する大ヒットとなると、世論が一体となって政府を動かし、やがて「トガニ法」という法律が施行されるという社会現象を巻き起こした。
いま、この『トガニ』さながらに、目を背けてはならない実話を映画という枠を飛び越え、日の当たる場所へ押し出し、伝えようとするのが、この『マルティニークからの祈り』と、そして、実際に起きた幼女暴行事件を基にした『ソウォン/願い』だ。
『マルティニークからの祈り』は、言葉も分からない異国の地で突然、身に覚えのない麻薬密輸容疑で捕まった平凡な主婦ソン・ジョンヨン(チョン・ドヨン)。