【インタビュー】『ぶどうのなみだ』大泉洋×安藤裕子 北海道の大地で初めて見つけたモノ
そんなタイミングでちょうど鈴井さんがエリカ役を探しているときに美容院で、私の出ている雑誌の記事を読んだそうで『この人だ!』と思ってくださったそうです。不慣れなチャレンジの中で、やはり今までの自分にないものを引き出してもらえたと思います。エリカとして生きたことで、彼女が持つ強さや彼女の経験が自分にプラスされた気がしますし、以前よりも怯えが減ってたくましさが増えたように感じています」。
最後に、物語とは直接関係のない質問をひとつ。2人は仕事で涙を流したことは?タイトルにちなんで尋ねると、安藤さんは「メチャクチャありますよ」と笑う。
「放送事故かってくらいありますよ(笑)。昔は取材で質問されて、答えられずに詰まって泣いてたし、ラジオでコメント録る時も、ゲストで呼ばれた時も泣いてました。人が怖かったですね。
いまは、人前に立つ自分を作って、スイッチを入れてるんですよね。昔はそれが器用に出来なくて、対面する人やスタッフがオロオロする中、泣いてました(苦笑)。いまでもステージの上では泣いてます。歌いながら、曲の感情やそれを聞いてくれるお客さんの感情を吸い取ってるんですかね?」。
大泉さんもそんな安藤さんの言葉に「僕もファンの思いで泣くことはありますよ」