【美的アジア】『泣く男』イ・ジョンボム監督、チャン・ドンゴンの号泣秘話を告白
(Photo:cinemacafe.net)
ウォンビン主演映画『アジョシ』で、新たなアクションノワールを確立したイ・ジョンボム監督が、チャン・ドンゴンを主演に迎え4年ぶりに撮った最新作『泣く男』。
幼い頃、母親にアメリカの砂漠に捨てられ、殺し屋に育てられた男・ゴンが、任務中に誤って少女を殺してしまい、さらに少女の母親の暗殺まで命じられたことで壮絶な死闘を繰り広げる物語。『アジョシ』同様、壮大なスケールで描かれたガンアクションやナイフでの格闘シーンは本作でも健在。
「美的アジア」担当としては、数々の韓国映画を見続け、そのリアルなファイトシーンや生々しい流血シーンにもいくらか耐性がついてしまったものだが、世の女性達の中には「暴力シーンや血がリアル過ぎで怖い」「ウォンビン、チャン・ドンゴンだったら恋愛モノが見たいのに、どうして男はみんなアクションが好きなの!?」という意見もチラホラ。そんな食わず嫌い女子の思いもふまえ、監督とのインタビューに臨んでみると、「アクションに潜んだ男の本音」が見えてきました。
――『アジョシ』のときはウォンビンさんがシナリオを見て「演じたい」と言い、キャスティングが決まったとおっしゃっていましたが、今回の『泣く男』ではどのような経緯でチャン・ドンゴンさんに決まったのですか?
もともとは中国からやってきた殺し屋という設定だったので外国の俳優を考えていました。