デビュー半年で映画主演! 全力疾走する新星“瀧内公美”という女
(Photo:cinemacafe.net)
今週末、“異色の愛”を描いた1本の映画が公開される――タイトルは、『グレイトフルデッド』。高齢化社会の暗部でもある“孤独”を背景に描かれているが、そこには静謐な静寂も平穏も退屈もなく、なんらな血しぶきさえ飛んでいる。その原因は一つ、本作の主人公にして、常人ならざるフェティズムを抱えるひとりの女だ。
そんなぶっ飛んだヒロイン役に映画初出演で抜擢された新星女優・瀧内公美の魅力を、本作の予告編、そして彼女自身の言葉を通してご紹介!
瀧内さんが本作で演じるのは、幼少の頃に家族が離散し、孤独の中で育った女・冴島ナミ。その環境のせいか、彼女が趣味とするのは“孤独ウォッチング”。町を散策し、孤独を抱えている人を見つけては観察し続けるという超マニアックなもの。そんなある日、最大級の孤独を抱えた老人・塩見三十郎(笹野高史)を発見する。
ナミは塩見の観察に取り憑かれ、孤独死寸前の塩見の生活を監視し続けては優越感に浸っていた。
だが、彼女のその楽しみは信心深く、若くて美しい女・スヨン(キム・コッピ)の登場によって崩壊する。幸せそうな表情を浮かべる塩見を見てナミは、怒りに打ち震える。