【おいしい映画】台湾のおもてなし料理で甦るそれぞれの食の記憶…『祝宴!シェフ』
(Photo:cinemacafe.net)
「料理」を作ること、「料理」を食べることは「思い出」を呼び覚まし、「思い出」を味わうこと。「料理」には過去と今を“繋げ”、未来を変えるパワーがある。そんなことを教えてくれるのが『祝宴!シェフ』です!!
おもてなしの心を極めた伝説の宴席料理人だったいまは亡き父を持つシャオワンは、料理には全く興味のない、おしゃれ命のモデルを夢みる女の子。恋人の借金を肩代わりさせられ、料理の才能のない母が営む食堂に逃げ込んだシャオワンは、そこで50年前に父の料理を食べて出会った高齢カップルから「思い出の味を自分達の結婚式で作ってほしい」と依頼され、無謀にも「あなた方を幸せにします!」と依頼を引き受けてしまう。さらに全国宴席料理大会への出場も決意するのだが…。
料理の才能ゼロの母娘の前に現れた救世主のイケメン“料理ドクター”や、シャオワンファンの客3人組、さらに借金取りまで巻き込んで料理大会に出場するまでを描いた一連の展開は、まるでジェットコースターのよう。緩急織り交ぜ目が離せません。と、同時に随所に登場するおいしそうな料理の数々にも目が奪われっぱなし。
卵の黄色い花が咲いた「菊花貝柱蒸し」