【シネマVOYAGE】ジャズに浸りながらレトロな旅を…『ストックホルムでワルツを』
(Photo:cinemacafe.net)
北欧と言えばインテリア雑貨というほど日本でもその可愛さやお洒落さが注目を集めています。が、インテリア雑貨だけでなく、北欧の映画もおすすめなんです。名作として映画史に刻まれている名匠ラッセ・ハルストレムの『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』を始め、今年公開した『シンプル・シモン』や『なまいきチョルベンと水夫さん』などはスウェーデン発の映画。
そして、現在公開中の『ストックホルムでワルツを』は、スウェーデンが生んだ世界的ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドが歌手として頂点を極めるまでを描いた、実話を基にした映画です。モニカ役に抜擢されたのは、モニカとそっくりなエッダ・マグナソン。スウェーデンを拠点に活躍している歌手で、この映画で女優デビューを果たしています。
物語で描かれるのは、女手ひとつで娘を育て、電話交換手をしながらジャズ歌手として成功することを夢みるモニカの人生の一部です。周りからどんな批判があっても、挫折しても、何度でも立ち上がり前へ進んでいく姿はとても力強く、諦めない勇気が伝わってきます。
そんな波瀾万丈のサクセスストーリーだけでなく、先に挙げたように、北欧の街並やインテリア、あらゆるデザインが素敵!しかも物語の舞台は1960年代。