体脂肪率5%“芸術的”筋肉がインドから到着! 実在のアスリート描く『ミルカ』
(Photo:cinemacafe.net)
2014年、インド・アカデミー賞で14部門を独占した映画『ミルカ』。実在の五輪メダリストの数奇なる半生をドラマチックに描いた本作から、主人公・ミルカを演じたファルハーン・アクタルの、水もしたたる“芸術的”筋肉美の劇中ビジュアルがシネマカフェに到着した。
舞台は1960年、ローマ五輪。メダル獲得を有望視されていた400m走のインド選手ミルカ・シンは、なぜかゴール手前で後ろを振り返るという失態を演じて、4位に転落。メダリストにはなれず、国民の失望の声を一身に受けることになる。
後日、パキスタンとの間でスポーツ大会が計画され、そのインド側団長に選ばれたミルカだったが、彼は頑なに固辞。ミルカを説得せよという首相の命令を受けて、担当大臣と長年ミルカを支えたコーチが彼の住む町へ向かう。その途中でコーチが話し始めたのは、ミルカがどうしてもパキスタンへ足を踏み入れたくない理由だった…。
2014年インド・アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「主演男優賞」など実に14部門を獲得したほか、これまでに50以上の映画賞を受賞し、インド国内で20億円(年間第6位)を記録する大ヒットとなった本作。アスリートとして成功したミルカの壮絶な子ども時代と、いまなお色濃い貧困や国の対立などを描いた感動作として、また新たなインドの風を日本に吹き込んでいる。
今回解禁となったのは、ミルカを熱演したファルハーン・アクタルのトレーニング風景を含む3枚の劇中ビジュアル。雨の中での斬新な腹筋に挑む姿と一心不乱に縄跳びを飛ぶ姿は、もはや芸術的と呼ぶべき筋肉レベル。彼が披露しているのは、通常の腹筋とは違い、鉄棒の間に足を挟み、上半身は地につけずに挑む、ツイスト腹筋という方法で、見事なまでに鍛え抜かれた筋肉を披露する。また、縄跳びのビジュアルで注目なのは、その彫刻のようなシックス・パックのみならず、その血管!パンパンに張った筋肉に負けんばかりに浮かび上がるその血管は、衝撃的だ。
マッチョボディがそこかしこにあふれるボリウッドにあって、普段は監督業やテレビ司会者などもこなすスーパースターのファルハーンは、本作では体脂肪率5%という驚異の肉体を鍛え上げ、その見事な変貌ぶりもインドの人々に衝撃を与えたという。
彼は、オリンピックアスリートさながらのトレーニングとともに、美しい筋肉をつけるために厳しい食事制限を18か月間実行。
その内容は、アルコール、ライスやチャパティなどは厳禁、食事は5、6回に分け、朝は白身のスクランブルエッグ、フレッシュフルーツのジュース、ランチはケバブ、ドライフルーツ、ローファット・クッキー、ほかに豆類やグリルチキン、野菜など。さらに、半裸を披露するシーンでは、3日前から塩分摂取を控えて体内の水分を調節、ボディを美しく見せる工夫をしていたという徹底ぶり。
インドから届いた躍動する筋肉を、大きなスクリーンでもぜひ確かめてみたいところだ。
『ミルカ』は2015年1月30日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
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