【NZホビット・ツアー】乗馬&遊覧飛行…大自然を堪能しながらホビット気分に
(Photo:cinemacafe.net)
アカデミー賞11部門の史上最多受賞に輝くピーター・ジャクソン監督が贈る、アクション・アドベンチャー超大作『ホビット』シリーズ。『ロード・オブ・ザ・リング』から続く13年間におよぶサーガの完結編となる『ホビット 決戦のゆくえ』が公開中だ。
シネマカフェでは、本作を手がけてきたジャクソン監督が描くファンタジーの世界に潜入すべく、ニュージーランドのロケ地巡りを敢行!今回は、様々なアクティビティと共にニュージーランドの壮大な自然を味わうレポートをお届け。
ニュージーランドの最大の魅力といえば、ジャクソン監督も惚れ込んだ大自然。この自然を誰でも楽しめるように多くのアクティビティが用意されている。そこで向かったのは、美しい自然を背景に、多彩なアウトドアや究極のスリルあふれるアクティビティが楽しめるまさに“アドベンチャー天国”として知られる「クィーンズタウン」。
その街からワカティプ湖沿いを北へ進むとグレノーキーへと続く。そのまま丘を北上していくと、その道の終りには人々の生活とは別世界のような自然の雄大さを感じさせてくれる 「パラダイス」と呼ばれる場所が広がっている。
ジャクソン監督はこの場所をロケ地として選び、『ロード・オブ・ザ・リング』で登場する“アイゼンガルド”“ロスローリエン”“滅びの山”など、『ホビット』では、“霧ふり山脈”“ビヨルンの家”といった数々の印象的なシーンを撮影している。
■“黒の乗り手”の気分を味わう
ニュージーランドならではの豊かな自然に触れることのできる乗馬を体験。トレーナーと一緒なので初心者でも驚くほど壮大な美しい場所へ簡単に、安心してアプローチすることができる。写真を撮ったり、のどかな風景を見ながら馬の背に揺られている時間は、仕事に追われる忙しい毎日を忘れさせてくれるはずだ。
また、『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する“黒の乗り手”が乗っていた馬もいるので、要チェック!最後には“黒の乗り手”に扮して写真を撮ることも可能だ。
■ヘリコプターに乗って“霧ふり山脈”へ
ヘリワークス社によるヘリコプターの遊覧飛行では目を奪われるほどの絶景を堪能できる。グレノーキー上方の山々の中でも、標高の高いアーンスロー・バーンに着陸。そこでは、ホビットの仲間たちが歩いた、壮大な滝が流れる“霧ふり山脈”からアルプス山麓のブラフに至るまでの眺望を楽しむことができる。
■巨匠たちが好む美しい撮影場所
パラダイス・ヴァレーにあり、高原牧場として利用されているアルカディア・ステーション。そこでは『ホビット 竜に奪われた王国』に登場する“ビヨルンの家”の撮影が行われた。「撮影時はトラックが100台くらい来て、6週間もかけて壮大なセットが作られていたのよ」と語るのは、アルカディア・ステーションにあるダイヤモンド湖のそばに住むジム&ローズ夫妻。『ロード・オブ・ザ・リング』でもオークの戦闘シーン、ガンダルフが馬に乗って城に向かうシーンなどが撮影されたそうだ。
この場所に魅了されたのはジャクソン監督だけではない。ヒュー・ジャックマン主演の『ウルヴァリン:SAMURAI』や『ナルニア国物語』シリーズでも使用されており、日本からも「ファンタ」のCMで撮影隊がやって来たのだとか。牧場を営むジム&ローズ夫妻だが、これまでも様々な映像事業に対し、熱心に支援してきたため、映画関係者にも良く知られているのだ。
■スリル満点のジェットボートで川下り
季節も年齢も体力レベルも問わず、誰でも楽しめるジェットボートは、水深数cmの浅い場所でも航行できるため、小石の積もった川原も疾走可能。
幅の狭い渓谷を岩壁すれすれで通り抜ける様子は、『ホビット 竜に奪われた王国』で樽に乗って川下りしたシーンを彷彿とさせた。
ほかにも、『ロード・オブ・ザ・リング』でボロミアがサルマン配下のウルク=ハイに射られるシーンや、バルログに襲撃され、ガンダルフがバルログとドゥリンの橋から落ちるシーンなど、大自然の中で生み出された様々な名シーンが体験できる。あなたもニュージーランドで冒険に繰り出してみては?
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
ホビット 決戦のゆくえ 2014年12月13日より全国にて公開
(C) 2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.