【予告編】コン・リー、記憶喪失の妻に…最も切ない夫婦の愛描く『妻への家路』
(Photo:cinemacafe.net)
『初恋のきた道』や『HERO』、高倉健の主演作『単騎、千里を走る。』などで知られる中国の巨匠チャン・イーモウ監督が、世界的に活躍する女優コン・リーと、『王妃の紋章』以来8年ぶりにタッグを組んで贈る『妻への家路』。スティーヴン・スピルバーグやアン・リーといったオスカー監督受賞監督からも称賛を受けている本作から、予告編とポスタービジュアルが到着した。
1977年、中国。文化大革命が終結し、20年ぶりに解放されたルー・イエンシー(チャオ・ダオミン)は妻のフォン・ワンイー(コン・リー)が待つ家へと帰るが、待ちすぎた妻は心労のあまり重い記憶障害となっていた。イエンシーは娘・タンタン(チャン・ホエウェン)の助けを借りながら、“親切な他人”として向かいの家に住み、収容所で書き溜めた何百通もの妻への手紙を彼女に読み聞かせ、帰らぬ夫を駅に迎えにいく彼女に寄りそっていく…。
チャン・イーモウ監督とコン・リーといえば、『赤いコーリャン』『秋菊の物語』『活きる』などで各国の映画祭の栄えある賞を席巻し、中国映画の新たな歴史を生み出してきた名コンビ。8年ぶりのタッグとなった本作では、それぞれさらなるキャリアと人生を重ねたふたりが、奥深い人間ドラマという原点に返り、21世紀に伝えるべき最高傑作を生み出している。
このたび到着した予告編は、1組の夫婦が文化大革命によって引き離されるところから始まる。だが、20年ぶりに解放され家路についた夫が見たものは、心労のあまり夫の記憶だけを失ってしまった妻の姿。実の夫の隣で、顔を忘れた夫の帰りをひたすら待ち続ける妻と、そんな妻に20年間書き溜めた手紙を読み聞かせ、寄り添い続ける夫。そんな最も切ない夫婦の姿に、スピルバーグが泣き、アン・リーが絶賛したという、その意味がヒシヒシと伝わる映像となっている。
主演を務めるのは、『SAYURI』『ハンニバル・ライジング』などハリウッド映画に進出し、国際的なスターの地位を獲得している、コン・リー。記憶喪失の妻の役は彼女にとっても大きなチャレンジとなったようで、撮影が始まる前には、病院と老人ホームで実際に生活して、重い記憶障害を患った人たちの肉体と心理を体感したという。
かつて公私ともにパートナーだった彼女と再度組んだチャン・イーモウ監督は、「私にとって本作は、若いころの情熱と熟練した技術の両方を動員して挑んだ作品です。観客の皆さんがこの物語を心に刻み、その裏側にある感情を忘れないでいてくれることを願っています」と、本作にかける熱い思いを明かしている。
『妻への家路』は2015年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
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