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【シネマカフェ的海外ドラマvol.321】「24」新シリーズを頼れる相棒が語る<後編>

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【シネマカフェ的海外ドラマvol.321】「24」新シリーズを頼れる相棒が語る<後編>

(Photo:cinemacafe.net)


伝説のドラマ「24 -TWENTY FOUR-」が4年ぶりに復活!前回に続き、主人公ジャック・バウアーの頼れる相棒にして良き理解者、クロエ・オブライエン役のメアリー=リン・ライスカブに話を聞きます。

インタビュー<前編>では、4年前のシーズン8から待望の新シーズン「24 -TWENTY FOUR-リブ・アナザー・デイ」に至るまでのクロエの変化について教えてくれたメアリー。過激なメイクを施し、ダークなファッションに身を包んでいる現在のクロエを、彼女は「ちょっと人生を諦めているところもあると思う」と分析します。そんな中、クロエは所属するハッカー集団のリーダー、エイドリアン・クロスと交際中のようで…。その新ロマンスにも衝撃が走ります!

「私もショックだったわ(笑)!まるで坂を転がり落ちているみたいよね。昔のクロエだったらもっと人生を大切にしただろうし、エイドリアンにも惹かれていないと思う。でも、傷ついて自分を見失ったクロエにとっては、彼こそが安心感を与えてくれる人なの。岩のようにしがみつける相手なのよね。
エイドリアンは悪事を働いている人だけど、そこには確固たる信念がある。それって、ジャックにちょっと似ていると思わない?ハチャメチャだけれど強い人にクロエは弱いの」。

なるほど、長年にわたってジャックをサポートしてきたクロエを最も理解するメアリーらしいコメント。ただし、2人の関係を熟知するメアリーでさえ、「リブ・アナザー・デイ」のジャックは「過激過ぎるわよね。ジャック、そこまでする!?と思ったわ。本当に怖い(笑)!」と言います。逃亡中の身でありながら、テロに立ち向かうべく再び危険に飛び込むジャック。祖国のためとはいえ、人々のためとはいえ、自己犠牲にも程があるジャックは、いつの日か幸せになることができるのでしょうか。


「絶対に無理ね!クロエも私自身も間違いなくそう思っているわ。みんなが幸せになったとしても、ジャックだけは幸せになれないの(笑)!みんなジャックの幸せを願ってはいるし、どうにかして幸せに導きたいと思っているのよ。でも、せっかく孫ができても、孤独な戦いを強いられてしまうのがジャック。ここまでくると、彼が幸せを拒否しているとも言えるわよね。続編ができたとしたら、もっと酷い目に遭うんじゃないかしら…」。ちなみに、幼い男の子の母親でもあるメアリーは、撮影先のロンドンで我が子との時間を楽しむことができたそう。その子には、何とジャック・バウアーの素質があるようです。

「リッチモンドパークで遊んだり、地下鉄に乗ったり、カフェでのんびりしたり…。
楽しい時間を過ごせたわ。ただ、息子が公園で遊んでいる時に腕を骨折しちゃったの。まるでリトル・ジャック・バウワーよね。何も考えずに行動するタイプなのよ!ギブスも邪魔だって言って取ろうとするし(笑)!」。

女優として、母として、力強さを増していくメアリー。最後に、シネマカフェをご覧の女性読者にメッセージをいただきました。

「『リブ・アナザー・デイ』は女性のパワーが感じられるシーズンよ。美しくてタフな女性たちがたくさん活躍するの。
昔のジャックみたいに型破りで普通じゃない女性捜査官ケイトが登場するし、クロエは相変わらず賢くて献身的だし、ジャックの恋人だったオードリーも戻ってくるの!そして、今回はテロリストまで女性なのよ。鬼のような母と娘が出てくるわ(笑)。思い起こせば、『24』の世界ではすでに女性の大統領も誕生しているし、女性の描き方が素晴らしいと思う。ただ、それでもジャックはなかなか落ち着けないのよね…。クロエと結ばれるのがいいんじゃないかって言う人もいるけど、それは絶対に私が嫌!チキンのスープを作ってくれるような、家庭的な女性がジャックの前に現れないかしらね…」。

(text:Hikaru Watanabe)

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