【シネマ羅針盤】2015年こそ“洋画離れ”に歯止め? 課題は「宣伝方針」
(Photo:cinemacafe.net)
元日に『スター・ウォーズ』最新作の邦題が正式発表され、にぎにぎしく幕を開けた2015年の映画業界。特に洋画は同作をはじめ、人気シリーズの新作や超大作が目白押しだ。今年こそ、若年層を中心に広がる“洋画離れ”に歯止めがかかるのか注目を集めている。
2015年に日本公開されるタイトルは、ざっと挙げただけでも以下の通り。『ワイルド・スピード SKY MISSION』(公開:4月17日)、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(公開:7月4日)、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(公開:7月)、『ジュラシック・ワールド』(公開:8月7日)、『テッド2(原題)』(公開:8月28日)など。これらに12月に全世界公開される『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が加わる。
ただし、これらの作品を10代~20代前半の観客にどうアピールするかは大きな課題だ。昨年、ヒットの目安である興収30億円を超えた洋画シリーズ(※実写映画)は『アメイジング・スパイダーマン2』のみ。
続く『トランスフォーマー/ロストエイジ』はわずかに届かず、世界的に大ヒットした『ホビット 竜に奪われた王国』『猿の惑星:新世紀(ライジング)