【シネマ羅針盤】元バットマン俳優、『バードマン』で華麗なる復活!初オスカーなるか?
(Photo:cinemacafe.net)
世界中の映画ファンが見守るなか、第87回米アカデミー賞のノミネート作品が発表された。『かぐや姫の物語』が「長編アニメ部門」候補に挙がるなど、すでに各賞に関してさまざまな形で報じられたが、ここでは「主演男優賞」にスポットをあて受賞者の予想を楽しみたい。
候補者はスティーブ・カレル(『フォックスキャッチャー』)、ブラッドリー・クーパー(『アメリカン・スナイパー』)、ベネディクト・カンバーバッチ(『イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密』)、マイケル・キートン(『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)、エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)の5人。“前哨戦”の結果を踏まえるとクーパーの急浮上を除き、順当な結果といえるだろう。
さらに、先日発表された第72回ゴールデン・グローブ賞の結果から、今年はマイケル・キートンとエディ・レッドメインの一騎打ちになるはずだ。ALSの発症によって段階的に体の自由を奪われるスティーブン・ホーキング博士を演じたレッドメインの繊細な役作りは称賛に値する…。が、今年はキートンの初オスカーに期待したい。