【ディズニーが描く現代女子なプリンセス vol,2】「ずきんを脱いだ、赤ずきん」
(Photo:cinemacafe.net)
制服を着た素敵な人に心惹かれたことはありませんか?学生時代はもちろん、社会人となってからも、制服姿はそこここに。制服を着ていると、その人のセンスはわりと分かりにくいもので、魅力が水増しになることも。制服はいわば、その人が何者であるかを示した記号。もし、その記号がステイタスを示すものであるならば、一種のブランドやラベルになります。そして、それを脱いだらそれほどでも…などということも。それを認識しているからでしょうか、いつまでも女子高生というラベルに固執するあまり、高校を卒業しても制服を着続ける人もいるようです。
おとぎ話に登場する、最もわかりやすい記号を持つヒロインといえば、“赤ずきん”。名前の由来は、赤い頭巾をかぶっているから。
話題のミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』でも、シンデレラ、ラプンツェルと並んで登場しますが、呼び名はもちろん“赤ずきん”。ブルーのパフスリーブワンピースの上に、たっぷりとしたドレープのある真っ赤な頭巾を羽織り、裾を揺らしながらスキップする姿はキュートで可憐な少女そのもの。
ところが、その可憐なイメージとは違い、映画で描かれる彼女は、極度の食いしん坊で、パン屋の夫婦の好意に甘えてパンをただ食い。