(Photo:cinemacafe.net)
中国を代表する国際的女優コン・リーと巨匠チャン・イーモウ監督といえば、コン・リーのデビュー作『紅いコーリャン』を皮切りに、ヴェネチア国際映画祭「女優賞」を受賞した『秋菊の物語』や、『活きる』『王妃の紋章』など、数々の名作を世に送り出してきた最強タッグ。その最新作である『妻への家路』では、リーがその美貌を封印し、まるで別人のような老け顔の特殊メイクをしていることが判明。その貴重なシーンのビジュアルがシネマカフェに到着した。
コン・リーといえば、学生時代にチャン・イーモウ監督に見出され、『紅いコーリャン』で鮮烈なデビューを飾り、170cm近くの身長と美貌、類いまれな演技力で世界的に活躍してきた。『SAYURI』『マイアミ・バイス』などでハリウッド進出にも成功し、ベルリン、カンヌ、ヴェネチアの三大映画祭すべての審査員を歴任、中国人女優として初めて「タイム」誌の表紙を飾ったことでも知られている。
そんな彼女が本作で演じるのは、文化大革命で引き裂かれた夫を20年間待ち続けた心労により、彼の姿や顔を忘れてしまった妻。この役は、コン・リーにとって「間違いなく大きなチャレンジだった」