【ディズニーが描く現代女子なプリンセス vol,3】ヒロインから見る恋愛観・結婚観
(Photo:cinemacafe.net)
これまでのディズニープリンセスは素敵な男性との愛を実らせ、ハッピーエンドを迎えてきました。シンデレラや白雪姫をはじめ『美女と野獣』のベル、『アラジン』のジャスミン、『眠れる森の美女』のオーロラなど、どのプリンセス・ストーリーも当時の女性が夢見た王道です。
でも現実では、好きな人との恋が実った後も、愛する人と結婚をした後も人生は続いていくわけで、そのハッピーエンドの先は当然あります。そんな“アフター・ハッピーエンド”を描いたのが『イントゥ・ザ・ウッズ』。「めでたし、めでたし」で終わるのが王道のディズニープリンセス・ストーリーだから、その後はいらないわ!という声も挙がってきそうですが、いやいやどうして、その王道のディズニーが「めでたし、めでたし」後を描くということは、現代女子にとっての王道、つまりヒロインたちがより現実的になり、共感できるということ。“森の中”に次々と入っていくシンデレラ、赤ずきん、ラプンツェル、パン屋の妻を見てみると「あっ、そうそう!」と思ってしまう、現代女性のリアルな“恋愛観・結婚観”が垣間見えてくるんです。
ロブ・マーシャル監督によれば、“森”は人生における数多くのメタファーで、キャラクターたちは「I wish…」