【インタビュー】神田沙也加&リラ・クロフォード 2人の“赤ずきん”が語る「大人の階段」
(Photo:cinemacafe.net)
これまでの常識にとらわれず、自ら創ったものですら覆す──。ディズニー映画の最新作『イントゥ・ザ・ウッズ』はそんな挑戦的作品だ。ブロードウェイの伝説的ミュージカルの映像化ではあるが、ディズニーが手がけてきた『シンデレラ』や『ラプンツェル』などのディズニー・プリンセスを、幸せを“待つ”夢見るお姫様ではなく幸せを自分で“手に入れる”たくましい女性として描き、さらにはそれぞれのおとぎ話の「めでたし、めでたし」のその後を描いているというのが何とも新しい。
その『イントゥ・ザ・ウッズ』のメインキャストのなかで最年少ながらも抜群の歌唱力で赤ずきんを演じ、映画界に新風をもたらしたのがリラ・クロフォード。また、彼女と同じく舞台を中心に女優としてのキャリアを積み、過去には宮本亜門の舞台で赤ずきんを演じた経験のある神田沙也加。赤ずきんという共通のキャラクターを演じた2人に『イントゥ・ザ・ウッズ』の魅力を聞いた。
神田さんが赤ずきんを演じたのは11年前。「もうそんなに経つんですね(笑)」と十代の頃の自分を思い出しながら、この映画の面白さは「赤ずきんだけでなく、登場するそれぞれのキャラクターに感情移入できること」