アカデミー賞監督が来日! 戦争に直面する世界に「無関心こそが戦争の最大の共犯者」
(Photo:cinemacafe.net)
アカデミー賞作品賞、監督賞など5部門を受賞した『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督が最新作『あの日の声を探して』を携え来日。3月19日(木)に都内書店で行われたトークイベントに出席した。
監督が『アーティスト』以前から企画を温めてきたという本作。チェチェン紛争のさなかに家族を殺され、声を失ってしまった少年の姿と共に、あることがきっかけでロシア軍に入り、非日常の中で人間性を失っていく19歳の青年の姿を描き、戦争が引き起こす悲劇、それでも生き続ける人間の強さを描き出す。
この日は、ゲストとしてTVのコメンテーターなどで活躍する作家の室井佑月も来場。初めて会った監督の印象について「知的な感じだけどただのインテリではなく奥深い。知的なオタクという感じ(笑)」と語る。休みとなる明日の予定を尋ねられた監督は「行くところは決まってるんですが、せっかく“インテリ”と仰っていただいたのにイメージが崩れるかも…(笑)。
中野ブロードウェイに行きます」と告白。“オタク”という室井さんの指摘はドンピシャ?
映画について室井さんは「戦争って最も嫌なことですが、なくならない。