ユダヤ人少年の実話『ふたつの名前を持つ少年』終戦記念日に公開決定!
(Photo:cinemacafe.net)
ナチスドイツの手からたった1人で逃れ、生き抜いた少年を描いた『ふたつの名前を持つ少年』が、戦後70年目を迎える8月15日(土)の終戦記念日に決定。併せて、1人で生き抜く少年の姿が映るポスタービジュアルが、シネマカフェにいち早く到着した。
第2次世界大戦下、ポーランドのユダヤ人強制住民区から脱走し、森へ逃げ込んだ8歳の少年スルリック。飢えや寒さで行き倒れとなるが、ある夫人に助けられる。スルリックの賢さと愛らしさに気づいた夫人は、彼が1人でも生き延びれるよう、“ポーランド人孤児ユレク”として逃がすことに。
夫人に教わった通りに偽りの身の上話を語り、寝床と食べ物を求めて農村を1軒ずる訪れるユレクに、救いの手を差し伸べる者もいれば、ドアを閉ざす者、さらには利用しようとする者も…。ユダヤ人というだけで過酷な環境に見舞われるユレクを支えていたのは、生き別れになった父との約束だけだった――。
1996年に「国際アンデルセン賞」を受賞した児童文学作家ウーリー・オルレブの「走れ、走って逃げろ」を原作とした本作。
監督を務めるペペ・ダンカートは、この原作との出会いを「見る者の記憶に20年後も残り続ける映画となる素材を見つけた瞬間」