堤真一&加瀬亮&前田旺志郎ら…『海街diary』四姉妹に寄り添う男たち
(Photo:cinemacafe.net)
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが集結し日本一豪華な四姉妹を演じる、是枝裕和監督の最新作『海街diary』。先日の第68回カンヌ国際映画祭でも静かな感動を呼んだ本作には、それぞれ、四姉妹のそばに寄り添う男性たちが登場する。
「彼女たちが誰の隣に自分の居場所を見つけていくか」が本作の“裏テーマ”だと明かす是枝監督。しっかり者の幸(綾瀬さん)、自由奔放な佳乃(長澤さん)、マイペースな千佳(夏帆さん)、異母妹の自分を許せないすず(広瀬さん)。このタイプの違う四姉妹がそれぞれに選んだ、魅力的な男性陣に注目した。
鎌倉で暮らす幸、佳乃、千佳の三姉妹は、15年前、家を出ていったきりの父の葬儀で、初めて異母妹のすずと出会う。身寄りのなくなった彼女が葬儀の場で毅然とふるまう姿に、幸は別れ際、とっさに「いっしょに暮らさない?4人で」と口にする。こうして、鎌倉での四姉妹の生活が始まった…。
綾瀬さん演じる長女・幸は、看護師。同じ市民病院で働く小児科医の椎名(堤真一)と付き合っている。常に自分を律して生きている幸にとって、椎名は唯一、肩の力を抜いて女性的な部分を出せる相手。