中谷美紀、演出家に「『この豚たち』と呼ばれている」
(Photo:cinemacafe.net)
2015年6月13日(土)よりパルコ劇場にて上演されるイタリア人作家ダーチャ・マライーニ作、舞台「メアリー・ステュアート」。1990年に宮本亜門演出、麻実れい×白石加代子で上演し、パルコ劇場では2005年に南果歩×原田美枝子で上演されて以来10年ぶりとなる本作の上演にあたり6月12日(金)に都内で会見が行われ、主演の中谷美紀と神野三鈴が登壇した。
16世紀に生きたスコットランド女王メアリー・スチュアートと、イングランド女王エリザベス1世という同時代に同じ島の中に生きた二人の女王を描く。生後6日目でスコットランドの王位を継承し、国や宗教に翻弄されながらも「女」として果敢に生き、奔放ゆえに処刑された、男で身を滅ぼしたと言われるメアリー・ステュアートに挑むのは中谷美紀。今作が舞台「三作目」となる。一方、政治にまつわる男女間の諍いを嫌い、「国家」と結婚をした“ヴァージン・クイーン”エリザベス一世を演じるのは、中谷さんが今、もっとも共演したかったという神野三鈴。井上ひさし作品に欠かすことのできない女優として活躍し、2012年には紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞している。