姉妹・夫婦・親子…“関係を結びなおす”感動作、続々公開『海街diary』ほか
(Photo:cinemacafe.net)
どの季節も絵になる鎌倉を舞台に、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずという四姉妹が、次第に家族になっていく様を描く『海街diary』(6月13日公開)。是枝裕和監督がマンガ大賞受賞の吉田秋生の原作コミックにほれ込み、これ以上ないほどの豪華キャストで映画化を実現させた。いま、本作以外にも、“ある町”を舞台に、自分と誰かの関係を結びなおし、居場所を探し、自分自身を見つめなおしていく物語が、相次いで公開される。
◆鎌倉の四季が彩る、四姉妹の心の移ろいに注目
日本を代表する、“旬”な四姉妹で描かれる『海街diary』。かつて三姉妹を捨てて出ていった父の訃報を受け、葬儀のために山形のある町へ出かけた彼女たち。迎えてくれたのは、母親の違う妹・すず(広瀬さん)。だが、父親は山形でも新しい家庭を築いており、連れ子のすずには居場所がないも同然。それでも気丈にふるまう彼女に、長女・幸(綾瀬さん)は「鎌倉に来ない?」と持ちかける。
海はもちろん、姉妹が暮らす古い家、庭の梅の木、桜の道など、鎌倉の四季折々を背景に、“海街”の人々と関わりながら、すずは自分のせいで傷つけているかもしれない姉たちにも、この街にも少しずつなじんでいく。