くらし情報『河瀬直美監督「撮るために命を懸けてる」と映画作りへの情熱を熱く語る!』

河瀬直美監督「撮るために命を懸けてる」と映画作りへの情熱を熱く語る!

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


映画『あん』の3夜連続のトークイベントが6月16日(火)に最終日を迎え、河瀬直美監督と、監督と親交の深いシンガポール出身の写真家レスリー・キーが登壇。作品およびアーティスト論について熱く語り合った。

ドリアン助川の小説を映画化した本作。街のどら焼き屋を舞台に、あん作りの名人だが、かつてハンセン病を患ったことで偏見にさらされる老女・徳江、雇われ店長の千太郎、女子中学生のワカナらの交流を通じて生きる意味や命について問いかける。

全国77館という小規模公開ながらも連日、立ち見が続出し、ぴあ映画満足度でもNo.1を獲得するなど好調な興行を維持してきた本作。すでに観客動員数は20万人を突破した。6月15日(日)より3夜連続のトークイベントが河瀬監督によって企画され、一夜目は斎藤工、2夜目は浅野忠信、そしてこの日は、本作のカンヌ国際映画祭への出品にも同行したレスリーが来場した。

河瀬監督はまず、映画を見終えたばかりの観客に対して「徳江さんが最後に遺したメッセージに尽きます。
『見なければ何もない(=見ようとしなければ、存在しないことになってしまう)』というシンプルな哲学です。

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