2015年7月6日 17:30
【予告編】モニカ・ベルッチも出演!カンヌ映画祭グランプリ『夏をゆく人々』
(Photo:cinemacafe.net)
2014年の第67回カンヌ国際映画祭で見事「グランプリ」を受賞し、世界から才能が認められたイタリアの女性監督アリーチェ・ロルヴァケルの長編2作目となる『夏をゆく人』。その日本公開が8月22日(土)に決定し、予告映像が到着した。
みずみずしい光を緑に放つ、イタリア・トスカーナ地方の人里離れた土地で、昔ながらの製法で養蜂園を営む一家。ジェルソミーナは4人姉妹の長女で、気難しい父ウルフガングの独自の教育と、寵愛を受けてきた。深奥なるその地で、家族は蜂と自然のリズムのなかで生活を営んできたが、ある夏の終わり、ひとりの少年を預かることに。また、テレビ番組「不思議の国」に出演することになり、その生活が湖面を揺るがすようにさざめいていく。それとともに、ゆるやかだった森での家族の生活に、少しずつ人の手が入りこんでいくが…。
本作は、32歳の才能あるロルヴァケル監督の実人生を基にした半自伝映画。
彼女は生まれ故郷であるイタリア中部で、主人公のジェルソミーナと同じく、ドイツとイタリアのハーフで、養蜂家の家族で生まれ育った。
映画は長女ジェルソミーナの視点から綴られ、ひとつの季節を経て大人へと変化する少女の繊細な感情を見事に写し出す。