2015年7月17日 19:45
【予告編】犬版『猿の惑星』!? 少女と250匹の犬が街を駆ける『ホワイト・ゴッド』
(Photo:cinemacafe.net)
昨年度のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門にてパルム“ドッグ”賞を受賞した『ホワイト・ゴッド症状と犬の狂詩曲(ラプソディ)』の予告編がこのほど解禁された。
雑種犬に重税を課すという悪法が施行された、ある街。13歳のリリは理解のない父親によって愛犬ハーゲンを捨てられてしまう…。必死でハーゲンを救うべく探し回るリリ、そして主人を失ってしまったハーゲンは安住の地を求めて街を彷徨う。人間に捨てられ、裏切られてしまった、かつての“人類最良の友”。ハーゲンは虐げられてきた施設の犬たちを従えて人間に対して反乱を起すのだった…。
昨年開催された第67回カンヌ国際映画祭にて、『アーティスト』のアギー、『カールおじさんの空飛ぶ家』のダグ、『マリー・アントワネット』のモップス、『過去のない男』のタハティに続く「パルムドッグ賞」を受賞した『ホワイト・ゴッド症状と犬の狂詩曲(ラプソディ)』。250匹以上の犬への演出と犬たちの演技が評価され本作は、世界各国で絶賛が沸き起こり、イギリスの大手一般紙ガーディアンは、「まるで犬版『猿の惑星』だ!!」と、犬に社会的マイノリティを投影し、世界中で起こっている格差社会の問題とその行く末を暗喩した本作を過去の名作になぞらえ絶賛している。