2015年10月9日 20:30
【インタビュー】サカナクション山口一郎、シーンへの葛藤と挑戦『バクマン。』で初劇伴
(Photo:cinemacafe.net)
人気ロックバンド「サカナクション」が、映画『バクマン。』の音楽と主題歌「新宝島」を手がけた。彼らが映画音楽の書き下ろし(劇伴)に挑むのは初めて。エンドロールに流れる疾走感たっぷりの主題歌は、バンドにとって新たな代表曲になること間違いなしの一曲だ。
「主題歌のタイトルは、戦後日本マンガの出発点と言われる手塚治虫さんのマンガの題名から借りたもの。いまの日本の音楽シーンにとって、新宝島ってどんな存在になるのか…。漫画史の礎となるパイオニア的な存在と、音楽との接点を探りながら、生まれた楽曲です」と語るのはバンドの中心人物であり、主題歌の作詞作曲を担当する山口一郎。先鋭的な音楽スタイルを武器に、あくまで“王道”を突き進むJ-ROCK界のフロントランナーだ。
映画は同名の人気コミックを原作に、高い作画才能を持つサイコーこと真城最高(佐藤健)と、巧みな物語を紡ぎだすシュージンこと高木秋人(神木隆之介)の高校生漫画家コンビが、日本一の発行部数を誇る週刊少年ジャンプ誌上で、個性あふれるライバルとしのぎを削る青春ストーリー。メガホンをとる大根仁監督(『モテキ』)