2015年12月9日 19:00
カトリック教会のスキャンダルを暴く…『スポットライト』公開日決定
(Photo:cinemacafe.net)
カトリック教会の一大スキャンダルに立ち向かった「ボストン・グローブ」紙の記者たちを描き、本年度賞レースのトップに躍り出た話題作『スポットライト』(原題)の日本公開が、2016年4月にこのほど決定した。
2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」の記者たちが、カトリック教会のスキャンダルを白日の下に晒した。「SPOTLIGHT」と名のついた一面記事に、神父による性的虐待とその事実を看過し続けたカトリック教会の共犯ともいえる関係を取り上げたのだ。彼らの追跡は、教会で長く隠蔽されてきた衝撃的な歴史をつまびらかにし、社会でもっとも権力をふるう人物たちを失脚に追い込むことになる、まさに記者生命を懸けた闘いだった…。
全米で11月6日(現地時間)より5館で先行公開を迎え大ヒットスタートを飾り、全米最大の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では満足度98%(12月8日時点)という圧倒的数字を記録した本作。2016年のアカデミー賞に向け各国の賞レースが始まるなか、第25回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードや第41回ロサンゼルス映画批評家協会賞など、主要賞レースで作品賞および脚本賞を獲得し、アカデミー賞最有力候補の一本との声も上がっている。