2016年1月20日 11:50
米アカデミー会長、今年のノミネーションを受けて会員の見直しへ
(Photo:cinemacafe.net)
2月に決定する第88回アカデミー賞の俳優部門でノミネートされた20人が全員白人だったことが物議を醸しているが、アメリカ映画芸術科学アカデミー会長が投票に多様性を持たせるために会員を見直すと発表した。
14日(現地時間)のノミネーション発表直後から、SNSには「#OscarSoWhite(オスカーは真っ白)」というハッシュタグを付きで今回のノミネーションに批判的な意見が寄せられ、シェリル・ブーン・アイザックス会長自身も映画サイト「Deadline」に感想を聞かれて「がっかりしている」と答えていた。
アフリカ系女性として初めて就任したアイザックス会長は「今年候補になった作品の素晴らしさを認めたいと思います」としたうえで「それらの非凡な功績を称えつつも、私は多様性の欠乏について悲しさともどかしさを感じています。困難ですが、重要なことであり、いまこそ大きな変化のときなのです。アカデミーは会員の構成を変えるために劇的な段階を踏んでいきます。今後数日から数週間、2016年以降の会員に必要とされる多様性をもたらすため、新たな会員の見直しを行います」と声明を発表した。