くらし情報『【シネマ羅針盤】なぜ監督賞候補ならず? 納得できないほど『オデッセイ』は傑作すぎる』

2016年2月4日 20:00

【シネマ羅針盤】なぜ監督賞候補ならず? 納得できないほど『オデッセイ』は傑作すぎる

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


2年連続で俳優部門の候補者20名がすべて白人だとして、再び批判を浴びている第88回アカデミー賞だが、それと同じくらい驚いたのが“受賞確実”の声も高かったリドリー・スコットが監督賞候補からもれた件。それほど、最新作『オデッセイ』はすばらしい作品だ。

その偉大な功績を考えると、いままで監督としてオスカー像を手にしていないこと自体、大きなナゾだ。『エイリアン』『ブレード・ランナー』というSF映画の2大金字塔をはじめ、アカデミー賞作品賞を受賞した『グラディエーター』、21世紀に入ると『ブラックホーク・ダウン』『アメリカン・ギャングスター』『ロビン・フッド』『悪の法則』と多種多様なジャンルに挑み、もてる力量を存分に発揮し続けるレジェンドであることに異論はないだろう。

最新作『オデッセイ』も例外ではなく、スコット監督にしか表現できない極限の映像美と、力強いストーリーテリングが奇跡的な融合を果たした傑作だ。すでにゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門(このカテゴライズは微妙だけど…)作品賞と主演男優賞を受賞し、ナショナル・ボード・オブ・レビューでは監督賞に輝いている。

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