【第88回アカデミー賞】「作品賞」はカトリック教会の一大スキャンダルを描く『スポットライト』!
(Photo:cinemacafe.net)
第88回アカデミー賞授賞式が2月29日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、カトリック教会の一大スキャンダルに立ち向かった「ボストン・グローブ」紙の記者たちを描いた『スポットライト世紀のスクープ』が「作品賞」に輝いた。
2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」の記者たちが、カトリック教会のスキャンダルを白日の下に晒した。「SPOTLIGHT」と名のついた一面記事に、神父による性的虐待とその事実を看過し続けたカトリック教会の共犯ともいえる関係を取り上げたのだ。彼らの追跡は、教会で長く隠蔽されてきた衝撃的な歴史をつまびらかにし、社会でもっとも権力をふるう人物たちを失脚に追い込むことになる、まさに記者生命を懸けた闘いだった…。
同作は作品賞、監督賞、助演男優賞(マーク・ラファロ)、助演女優賞(レイチェル・マクアダムス)、脚本賞、編集賞6部門にノミネートされ、脚本賞、が受賞している。
『扉をたたく人』で注目を集め、『靴職人と魔法のミシン』(’10)が日本でもスマッシュヒットを記録したトム・マッカーシーが監督を務める本作。俳優陣には、マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバーらが集結。
この日、ステージに立ったマッカーシー監督は感謝の言葉と共に「この映画は被害者に声をもらいました。
その声を拡げてくれるのがこのアカデミー賞です」と語り、キャスト陣と喜びを分かち合った。
(text:cinemacafe.net)
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